現金1億円 vs. 1億円のアパート建築:相続でお得なのはどっち?

現金1億円 vs. 1億円のアパート建築:相続でお得なのはどっち?
「相続税対策でアパートを建てましょう!」というお話を聞いたことはありませんか?
何がどう相続税対策になるのか、これから相続税対策をしようかなと考えられている方に向けてざっくり解説してみたいと思います。
💰 現金1億円の場合
相続時の評価額は そのまま1億円。特に減額されることはなく、「現金1億円」が相続税の計算対象になります。
🏢 1億円でアパートを建てた場合(土地5,000万円、建物5,000万円)
【ポイント】土地、建物は建てた金額ではなく「評価額」で相続税の計算をします
土地と建物の評価方法には特例があり、相続税評価額は 現金よりも低くなる 可能性があります。
建物の評価 → 建築費5,000万円でも、固定資産税評価額ベースで 3,000万円程度 になることが多い
貸家評価の減額 → さらに、賃貸物件として貸すと 約3割減→建物は2,100万円程の評価額に
土地の評価 → 借地権割合・貸家建付地の評価により、約2割減額→土地は4,000万円程の評価額に
ということで、1億円の現金をアパートにすると 相続税の計算対象が6,100万円程に圧縮 されることになりました!
相続税の計算を1億円でされるのと6,100万円でされるかの差は歴然ですよね。
ちなみに納める相続税は配偶者と子1人の場合では約385万円と約90万円で4倍以上違ってきますよ。
🏆 相続税を抑えたいならアパート経営がお得!
現金をそのまま相続するよりも、賃貸物件を持っていたほうが評価額を下げられるため、相続税を抑えられる可能性があります。
ただし、 空室リスクや管理の手間 もあるため慎重に検討する必要がありますので、相続対策で土地、建物を購入される場合はぜひなないろにご相談ください😊✨