相続した家は孫にあげてもいいの?

「相続した実家を孫にあげたい!」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、実は単純にプレゼントするわけにはいきません。今回は、孫に家を渡す際のポイントを簡単に解説します!
まず基本的な事として知っておくことがあります。それは…
被相続人(亡くなられた方)からみて孫は相続人ではありません。
孫は相続人ではないので相続財産を受け取る権利が無い人にあたります。
なので孫に被相続人の財産を渡すには以下の方法で渡すことになります。
生前に孫へ家を渡すなら「贈与」になります。ただし、贈与税がかかるため注意が必要です!
・贈与税の基礎控除額:年間110万円
110万円を超えると贈与税が発生します。例えば、評価額1,000万円の家を贈与すると高額な税金がかかることも…。
★ 節税のポイント
・「相続時精算課税制度」を利用すると、2,500万円まで非課税!(ただし相続時に精算されるのと、年々価値が下がっていく不動産にはお勧めしません)
・住宅取得資金贈与の特例を活用する(古い家を贈与するより省エネ基準の家を建てる資金1000万円を非課税で受け取れる方がうれしいかも?)
- 相続で渡す場合
孫が相続人(法定相続人)でない場合、遺言書で「孫に相続させる」と明記する必要があります。
ただし、遺留分(他の相続人の取り分)に注意! 例えば、子ども(孫の親)がいる場合、その人の遺留分を侵害しないよう配慮が必要です。
孫が相続財産をもらった場合も当然に相続税や登記の手続きが発生します。
【重要】相続税:孫が相続すると「2割加算」(通常の相続税+20%)が適用されます。(代襲相続を除く)
まとめ
✅ 贈与は贈与税に注意!(節税対策を活用)
✅ 相続なら遺言書がカギ!(他の相続人とのバランスを考慮)
✅ 税理士や司法書士に相談すると安心!
孫に家を渡す方法はいくつかありますが、税金や手続きのポイントを押さえて、最適な方法を選びましょう! 🚪🏡✨